2019-01-01から1年間の記事一覧
いつだったか、父から問われたことがある。 「宗教についてどう思う?」 結婚を機に無宗教・教から改宗した私は、その質問におそれおののいた。 正しく答えなければいけないと必死に頭を巡らした。 端的に、わかりやすく、重要な点を伝えようと。 しかし、今…
父が亡くなった。 「もういいよ、十分だよ」というような満足げな表情を最期に見せてくれた。 その顔を見て私も満足し、きりがつき、父のいる病室から立ち去ることができた。 いつも家族のことを気遣ってくれた父だった。 彼は彼の人生を十分に生きたのだろ…
隣を見たら外国人!と嬉しそうにタイトルにしていますが この数カ月、主人がほとんど海外にいるので 隣を見ても外国人がいないのです。 ま、仕事柄ほぼ毎日外国人に会うのですが、それはお隣感はないので ・・・と若干、弱気入っています。^^ そんなことを訴…
海の思い出といえば、スキューバーダイビング 透明度が高いハワイの海で見た美しい海底に広がるダイナミックな景色 平和そのものといった姿で泳ぐカメ 海の下にはこんなに広い世界が広がっているんだと驚きました 自分の知っている世界が一気に2倍になりま…
今年から働き始めた子供からの文句。 「どうしてみんなお父さんはどこの国?って聞くかなぁ!もぉ!」 母としてはハーフであることを気にしているかと思いきや 問題はそこではないらしい。 「私にとっては、父親がどこの国かってことは個人情報だと思ってい…
外国人に不思議がられる電車の中の静けさ。 昔、東京に行ったときに、ため息さえも響き渡りそうな静けさに驚いた。 今は少し違うのだろうか。 大阪は今も昔もそこまでし~んと静まり返ってはいない。 でも静かだ。 しかし最近はそうでもない。 外国からの観…
電車のホームに向かうエレベーターを出ると、地図を前に困っているご家族。 ぱっとお見受けしたところ、韓国人っぽい。 話しかけられ、別の乗り物に乗る駅を聞かれた。 駅前にあるその駅に向かう道を案内し、その場所を説明した。 子供はまだ幼稚園くらいだ…
仕事柄、外国人に接する機会の多い人の中にも いつまでも日本はアジアのトップだと思い込んでいる人がいる。 だが、持ち物や服装、生活ぶりが日本人学生と変わらない学生たちを見ていると 日本がトップと言っていられるのはそう長くはないのかもと思わされる…
仕事に向かう途中の道でかわいらしい外国人女性に会った。 まことに大ざっぱで申し訳ないのだが、欧米系の人だ。 立ち止まり、自分の手の平にミニトマトをのせて高く掲げ そのミニトマトを写真におさめようと苦心している。 楽しそうで思わず笑顔になった。 …
私の父は小学校の教師だった。 時代が時代だったこともあり、勉強がよくできたにかかわらず 大学には行かなかったと聞いている。 中学の頃に両親を亡くし、末っ子だった父は長兄を親代わりとし成長した。 なりたい職業があったが兄に反対され、かなわなかっ…
同じ職場に外国人がいる場合、正直なところどんなふうに思っていますか。 これに対する答えは、今まではありませんでした。 家族として外国人が身近にいる私なのに、職場の仲間としてはいなかったのです。 それが、あるきっかけでそういう状況にいる人からの…
ラマダン月はお恵みの時期。 いつも通りのことをしただけでもいつもの何倍ものごほうびが来るとき。 ムスリム(イスラム教徒)たちの間ではラマダンはそんなイメージですが それよりも話題に上るのはやはり断食のことだろう。 日の出から日の入りまでいっさ…
はっきり見ることも、話すことも難しい、聴覚だけが頼りの人が博士号。 この人は天畠大輔氏です。 彼の書いた文章の中で心に響いた部分を少しご紹介します。 ********** 伝えたい気持ちとわかりたいという気持ちがうまくかみ合った瞬間は とても心地良いもの…
一気に処分したいものが出て、メルカリで売ってしまうことにしました。 こちらが値段を設定し、早い者勝ちで買ってもらう簡単なルール。 ネット上のフリマのようだけど、顔が見えないから値段交渉なども容易に断りやすい。 なかなかいい感じです。 あるとき…
ICUの入学式を映した写真、なんと黒一色です。 これから意気揚々と新しい生活に向かう若者たちが集まる風景としては違和感。 記事によると理由は、悪目立ちを避けてとのことです。 参照:https://www.asahi.com/articles/ASM3X3TC7M3XULZU008.html 悪目立ち…
若いってことは素敵です。 思い込みにとらわれないから。 それぞれのお国柄を鵜呑みにせず、ひとりひとりの個性を見ようとするから。 私の、ときに断定的な決めつけに異議を唱える娘。 軽やかに自分の思うままに進もうとする娘。 経験からさまざまな思いを味…
日本人どうしの会話は、相槌が不可欠です。 「うんうん」「そうそう」またはただうなずくなど。 聞いているよ、賛成しているよ、を表すためにするべきことです。 うなずきもなく、黙って相手の目を見つめる。 これはかえって失礼にもなります。 昔、外国に長…
日本人の、特に若者たちがきっと自分たちより劣っていると見がちな国。 そういった国の若者たちが話し合いをする場面に遭遇しました。 母国語で話し合っていたので、何を話しているのかはわかりませんでしたが 誰もが生き生きと若さを爆発させていました。 …
久しぶりに本を読んでいます。 友人から貸してもらった本は「異類夫婦譚」。 夫婦はいっしょにいるとどんどん似て来てしまう。 もともとの顔が崩れてしまう。 そして最後には・・・と少し、いやかなり変わった内容です。 気持ち悪くて受けつけない人もいるだろ…
ふとどこかに出かけるときには、自営業で時間に融通のきく夫を誘います。 が、今、彼は出張中。 ひとりで出かけるしかありません。 で、結果、静かに心遊ばせる時間が持て、妙に晴れ晴れしたのです。 そんな中、ふと浮かんだ言葉は 「他の人とちがうことをし…
おしゃべりにかけるエネルギーの熱量や持続力がすごい国といえば どこを思い浮かべますか。 私が挙げるなら、まずは中国、そしてインドです。 同国人どうしで話すときには誰もがスピーディーなのでわかりにくいですが 日本在住期間が長くなり、日本語が堪能…
来日したばかりの学生たちが集まったクラスを見まわし、いつも思うこと。 お国柄ってやっぱりあるなぁ。 真面目で、勉強熱心で、はずかしがりの人が多い韓国人。 同じく真面目で、勉強熱心だけどはずかしがりの人は少ない台湾人。 この2つの国の学生は学習…
年始に東京へ旅行に行ってきました。 メインの目的はお台場にあるチームラボボーダレス。 チームラボはフランスやシンガポールでも話題だと聞いていましたが 見学者のほとんどは外国人で、列に並ぶ10人中日本人は1人という割合。 日本語は話さず、帰りの…