そろそろお尻に火がついた
電車のホームに向かうエレベーターを出ると、地図を前に困っているご家族。
ぱっとお見受けしたところ、韓国人っぽい。
話しかけられ、別の乗り物に乗る駅を聞かれた。
駅前にあるその駅に向かう道を案内し、その場所を説明した。
子供はまだ幼稚園くらいだった。
そのときに使った言葉は英語。
アジア人と話すときに英語だと、世界の共通語は英語なのだと実感する。
ホームに向かう階段で、また別の外国人のご家族に会った。
今度は台湾人っぽい。
乗る電車に不安があったようで、行き先を聞き電車を教えた。
子供はもう成人しているくらいの年齢。
両親とも英語で会話できるようだが、途中からはわかりの早そうな娘さんに話した。
英語の能力の問題というより頭の回転の速さがポイント。
これはうちの場合も同じ。
以前、国際空港内でのちょっとしたトラブルに対し
英語のできる夫よりも、そばで聞いている子どもたちの方が
どう対応していけばいいか冷静に判断していた。
う~ん、言葉はしょせんお道具なんだなぁ。
でもそのお道具が一個もないではやはり話にならない。
欧米系の人が英語ができることは別にいいんですよ。
初めから環境が違うという言い訳がたつから。
でも同じアジア人どうしで、英語力で負けるというのは気になる。
仕事で出会う20代の外国人たちの英語力は確実に上がっていると感じる。
日本語力がまだ十分でない初級の学生であれば
流暢な英語でコミュニケーションを取り合い、遊ぶ約束をしている。
韓国、台湾、香港、インドネシア、フィリピンの子たち、若さが輝いています!
私自身は必死で英語を身につけたのにこの子たちの自然さって…うらやましいぞ。
時代は変わったなぁと感じる。
この中に日本の若者が交じったらどうなんだろう。
そろそろお尻に火がついた。
当たり前にこういった輪に入れる人であってください、日本人も。