サンタさんの心の中は?
欧米系の人たちのお決まりの仕事といえば、英語講師です。
そしてクリスマスのこの時期、彼らのほとんどは学校でサンタ役をします。
夫の友人たちも赤と白の服を着て、仕事をまっとうしたことでしょう。
確かに日本人がするよりは似合うでしょうが、サンタさんの心の中は複雑です。
宗教的な行事としてとらえる人には、プレゼントを配るだけの内容に・・・。
信仰心の篤い両親に逆らって自ら無宗教を選んだ人には・・・。.
ましてや違う宗教を信仰している人にとっては・・・。
25年以上前、明らかに欧米系ではない夫を見て
「アメリカ人か?」と尋ねてきたタクシーの運転手がいました。
その時代には " 外国=アメリカ " だったのです。
今ではすっかり笑い話ですが。
でも、宗教に関しての個々の思いをうかがい知ろうとすることには
今なお遅れている、ときに無神経なのではと思います。
わが夫はといえば、学校でサンタ役をした友人の息子や娘たちに
チョコレートを買って渡していました。
渡した後で、その日はちょうどクリスマスイヴだったと気づき
「いいことしたなぁ」と嬉しそうにつぶやいています。
「あなた(わが夫)はキリスト教には関係ないでしょう」と内心つぶやきながらも
それもありなのかなとふと考え込む私なのでした。