隣を見たら外国人

異文化への興味は尽きず、今でも街で外国人を見かけるとつい目がいき「あ、外国人だ!」とつぶやいてしまう。でもふと隣をみると当たり前にいるわが外国人夫。ま、こんな夫婦関係でなくても、当たり前に近くに外国人がいる社会もいいかなと思っています。

私の両親は外国人です

 

タイトルは、ネットの中で拾ったお悩み相談からとりました。

ご両親が外国からの移民で、日本で生まれ育った娘さんからの投稿です。

 

彼女の悩みのポイントは3つ。

・日本語が不十分な両親のために、いつも日本語の通訳を頼まれて大変

・どこかに出かけたときの日本人らしくない両親の態度や行動にいつもはらはら

・ひとり暮らしを望む私を「親を愛していないのか!」と責めたてる

 

これと似たことは日本人の家庭でも起こり得ます。

いわゆる高学歴ではない両親のもとに育ったが、自分は大学を卒業した場合

都会で暮らし、都会人的なふるまいを身につけたとき、両親に対して抱く思いなど

私の記憶にもいくらか重なる部分があります。

 

ただ彼女の場合は、それがさらにダイナミックに展開されることが予想されます。

はらはらさせられる度合いや回数は、きっと多いでしょうし

両親からの主張は、育った文化の違いからきっと強烈なものでしょう。

 

外国人に関わるということは、すべてがダイナミックになること。

心の振れ幅が大きくなり、ときにしんどくなること。

 

でもその娘さんの心は、育つ過程できっとたくましく鍛えられているはず。

DNAからも両親の心になじみやすいはず。

どちらかを切ることなく、自分の中でしっかり両方を抱えつつ生きて

いつか独自の考え方、見方、やり方を見せてほしいものです。

 

そんな人たちが世の中にあふれることを願っています。