隣を見たら外国人

異文化への興味は尽きず、今でも街で外国人を見かけるとつい目がいき「あ、外国人だ!」とつぶやいてしまう。でもふと隣をみると当たり前にいるわが外国人夫。ま、こんな夫婦関係でなくても、当たり前に近くに外国人がいる社会もいいかなと思っています。

隣じゃなくて、自分が外国人だった!

 

新しい人との出会いは楽しい。

が、今回は思わず大笑いするコメントをいただいた。

 

a:ここまでは?車で?

b:そうそう、ほんの20分で楽だから。

a:へぇ、えらいですね。ハンドルとか左側通行とか反対で大変でしょうに。

b:???……???

 

しばらくして気がついた。

話していたその人は、私のことを完全に外国人だと思っていたようだ。

 

夏に出会った人ならまだわかる。

夏は夫の国の民族衣装を毎日のように着てでかけているから。

でもここは職場。

もちろん普通の服装をしていた。

 

外国人と思った根拠を尋ねると

目が大きいし(うん、まぁ、そうかな)

堂々としているし(新しい職場なのに、態度でかかった?)

姿勢がいいし(背筋はいつも意識してる)

とにかくなんか雰囲気が違う、だそうです。

 

国際結婚なので、自然とお互いに相手に寄っていくところはあるでしょう。

夫も、自分の国に帰ると「おまえは日本人だ!」と怒られるらしい。

 

私を外国人と思い込んでいた人は、日本語うまいなぁと感心していたとか。

そりゃあ、ネイティブですから。

でも、驚いたことにさらに質問を重ねてきました。

「お父さんもお母さんもどちらも日本人?」

あはは、そこまでつっこんでくれた人は初めてで笑えた。

クォーターかもと思ってくれた?思いたかった?

クオーターかあ、なんか憧れる響き…。

 

結婚して28年になろうとしてる。

お互いに自然と寄ってきてるのかもねと話すと

それもステキですネと言ってくれた優しいその人は日本人。

夫の国の人は、けなす、悪く言うのオンパレードだったそうなのに。

 

本気で間違えられるまでになるには28年かかったなぁ。

で、今のこの感じは心地よくてもう戻れそうにない。