大阪なおみさんの中に感じる「和」の心
今、日本中で注目されている「大阪なおみ」さん。
日本語でのふんわりした話し方が、英語になるととたんにバシバシと迫ってきます。
でもそんな彼女の英語が日本語っぽく聞こえたときがありました。
「会場のみんながアンハッピーだと感じた だから謝ろうと思った」
こんな終わり方ですみませんと謝ったときの気持ちを説明した言葉です。
これこれ!いかにも日本人的考え。
彼女には日本人のDNAが確かに流れている!!!と歓喜する人たちの思いは
こんな日本人的対処のしかたからなのかなと思います。
さて、外国人によく言われる言葉
「日本人は謝りすぎ!」(日本在住5年)
「日本人のごめんなさい、はウソ」(日本在住10年)
後者の言葉を聞いたときの私の返しは「あ、ばれた?」
そう、日本人の「ごめんなさい」は「自分の否を認める謝罪の言葉」ではなく
その場を丸くおさめるための「和を求める心の表れ」なのです。
和を求める心、言い換えれば、ことなかれ主義ともいいます。
あ、自虐的。
これまた、日本人らしい言い方かも。