イギリスでは待たなければいけません
「~してはいけません」の文型を勉強した授業の中でのこと。
イギリスからの学生が書いた作文はこうです。
「イギリスでは、レストランでみせの人をよんではいけません」
本当?と確認すると
「はい。イギリスでは、あなたは私の主人ですか?!とおこりますから」
え?じゃあ、どうするの?との私の問いに
「まちます」
待っても待っても来なかったらどうするの?とさらに聞きたかったのですが
授業中なので、それ以上はつっこめず。
オーストラリアでは、ドラッグストアでの買い物するとき
レジで客である側が " Thank you " とお礼を言うのが当たり前の風景でした。
客はお礼を言われる側という文化で育った私には違和感があり
同じようにするのは、いつまでも気恥ずかしいものがありました。
今、思えば、機械的に、できれば笑顔をそえて、さらりと言えばよかったのですが
「ありがとう」を口にするときには妙に感謝を込めようとしてしまう。
だからよけいに言いにくい。
と同時に、そうだなぁ、売ってもらえなかったらこっちも困るんよなぁ
・・・なんてことも思い、フェアな気持ちになるので悪くないかもと考えていました。
ここでさらに思い出しました。
「あやまるとき、日本人のする演技っぽいのが嫌い」との夫の言葉。
確かに、何か客にとっての不都合があったとき
たいしたことではなくても「申し訳ありません」と声に、表情に
申し訳なさを思い切りにじませて応対されます。
その内容がたいしたものではないときは、確かにやりすぎ感はありますが
えらそうに「申し訳ありません」というのもあまり聞きたくないかな。
あ、また、いろいろ考えすぎてしまった!